2025年11月最新 【製造業DX事例】kintone×QRコード受付で「イベントの行列・ミス」を即解消!
イベント受付の課題とデジタル化の必要性
イベントやセミナーの受付は、来場者が最初に接する「ファーストコンタクト」であり、体験の質を左右する重要なポイントです。
しかし、多くの企業、特に製造業をはじめとする現場では、未だに紙やExcelに頼ったアナログな受付をしている場合もあります。これは「受付時の大行列」「手作業によるデータ入力ミス」「スタッフの過剰な負担」という課題を引き起こし、せっかくのイベント運営を台無しにしてしまいます。
本記事では、この課題を解決するためにサイボウズ社のkintoneを活用しQRコード受付システムを導入することで効率化した導入事例をご紹介します。
イベント運営を効率化したいと考える企業様は、ぜひ最後までお読みください。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
従来のイベント受付が抱える限界と課題

多くの企業で採用されてきたアナログな受付方法には、以下のような問題が潜んでいます。
参加申込・リスト作成のプロセス
1.参加申込・管理:FAX/メール受付(ヒューマンエラー多発)
2.当日準備:Excelで参加者リストを手作業で作成・管理(最新情報の反映漏れリスク)
3.当日受付:紙リストから名前を手動で照合・チェック(受付時間長期化)
参加者数は少人数でも受付に時間がかかり、結果として来場者の不満につながるケースが少なくありませんでした。
kintoneを活用した「QRコード受付システム」とは?
これらの課題を根本から解決するのが、kintone(キントーン)をプラットフォームとしたQRコード受付システムです。
▼システムの仕組み

セミナーの予約受付~当日の出席確認。
参加者の人数確認および欠席者の人数の把握の見える化を実現します。
実施フロー
1.事前登録(FormBridge連携): 参加者がWebフォームから申し込み。データはリアルタイムでkintoneへ自動登録。
2.QRコードの自動発行: 申込完了と同時に、参加者固有の個別QRコードをメールで自動送信。
3.当日受付(チェックイン): 来場者が提示したQRコードをスタッフが専用端末で読み取り。
4.リアルタイム可視化: kintone上のステータスが「来場済」に即座に更新。参加率や欠席状況をリアルタイムで把握できます。
この仕組みにより、受付時間の劇的な短縮、人的ミスの防止、そして来場者が訪問しているかしていないかのステータスが可視化できます。
【導入事例】製造業セミナーでの成功事例

導入前の状況
製造業のA社では、セミナーの応募受付をFAX・メール・電話で行い、参加者リストをExcelで管理していました。当日も紙のリストを頼りに、参加者の名前を聞いて手動でチェックを入れるという、非常にアナログな運用でした。
「毎回受付で大混雑が発生し、来場者から不満の声が上がっていた。また、手作業によるデータ入力ミスが多く、顧客データの精度が低いことが大きな悩みの種だった。」
導入後の変化と成果
弊社の「kintoneアプリ開発・伴走支援サービス」をご活用いただき、QRコード受付システムを導入した結果、イベント運営の在り方が変わりました。
受付時間:紙リストで名前を探すため時間を要した
→QRコード読み取りで1人あたり数秒に短縮
スタッフ数:多くのスタッフが必要
→受付業務が簡略化され、少人数で対応可能に
来場者体験:待ち時間によるストレス
→スムーズな入場による満足度の向上
今後は、参加者向けアンケートのアプリ化も予定されており、顧客の声を即座に収集し、イベントの質を継続的に向上させるPDCAサイクル構築にも期待が寄せられています。
導入を検討する企業へのアドバイス
「QRコード受付システムは大規模イベント向けだろう」と考えがちですが、実は数十人規模のセミナーや展示会でも極めて高い費用対効果を発揮します。
📌 失敗しないためのチェックポイント
安定したネット環境の確保: QRコード読み取りには、安定したWi-Fi環境が不可欠です。
事前の仕組み構築: Webフォーム設計、QRコード自動発行、kintoneアプリの設計は、プロの支援を受けて事前に徹底的に作り込むことが成功の鍵です。
スタッフへの周知: 導入前に操作方法を案内し、当日スムーズな対応ができる準備を整えましょう。
まとめ|QRコード受付でイベント運営をスマートに

kintoneを活用したQRコード受付システムは、従来のイベント運営が抱える「混雑・手間・ミス」という三大課題を根本的に解決し、製造業の皆様のイベント運営をスマートに変革します。
アナログな手法から脱却し、スタッフの負担軽減と来場者にストレスのない体験を提供することで、企業のブランド価値向上にも貢献します。
「自社に合ったkintone導入方法を相談したい」「プロにアプリ開発・構築を任せたい」とお考えの方は、ぜひ弊社にご相談ください。

